フェルメール展②

ここからは大阪のフェルメール展に来ていた、フェルメール作品全6点をご紹介致します。

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【マルタとマリアの家のキリスト】

この絵画では、キリストが見ているのが姉マルタでキリストの話を聞いているのが妹マリア。キリストが家を訪れると、妹マリアはキリストの足元に座り込みキリストの話を聞き始めます。しかし、キリストをおもてなす姉マルタは、キリストに働かない妹マリアをたしなめるよう頼みますが、キリストは「マリアは良いほうを選んだ」と妹マリアを褒め、姉マルタを諭すという事を表現しています。

 

私は絵のタッチなど詳しくことは全然わかりません。

しかし、絵のストーリーを聞いて実際に見ると、その絵に描かれた表現が垣間見れます。

この絵を見て、三人とも表情が全く違いその表情からこのストーリーをとても感じる事ができました。

 

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【取り持ち女】

黄色い服を着た女性の肩を抱く男が放蕩中の息子で、女性の顔が赤くなっていることからワインの酔いが回っている様子が伺える。お金を渡す男の後ろのニヤけた老婦人が作品のタイトルになっている『取り持ち女』です。

 

男が女を金で買う様子が描かれた絵には、描かれている人物の表情から嫌らしいこと考えているのは容易ではない。

 

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【手紙を書く婦人と召使い】

中流階級の女性と、この女性の恋人宛の手紙を届けるために、手紙を書き終えるのを待っている召使いの姿が描かれた作品である。

2人の背後に飾られている「モーセの発見」は、手紙を書く女性と召使いの心を示しており、その背景から手紙の相手は女性の夫だと言われています。

 

この作品の主人公は婦人と、おもわれがちだが絵のセンターにいるのは召使い。

召使いが腕組みをして待っている様子と表情から婦人への不満などがあるかのような気持ちが伺える。